日記

2022-06-15 10:55:00

ストレス予防接種

私達大人は「ストレス=害」だと思い過ぎて、子どもが泣いたり、不安になったり、怒ったりすることを極度に恐れている大人が多いなぁと感じます。

 

 

東京大学大学院研究科教授の遠藤利彦先生は「ストレス予防接種」を下記のように言われています。

 

 

大人の庇護のもとから独り立ちしていく過程で、子どもは少しずつ自分の思い通りにならないことにも遭遇するようになる。しかし乳幼児の子どもは、こうした適度なフラストレーションやストレスにさらされることも、心のたくましさを身につけていくうえできわめて大切である。乳幼児期のストレス予防接種が将来のストレスに耐えうるたくましさ(レジリエンス)の土台をつくる。

 

過保護や過干渉が度を超すと、子どもは乳幼児期に適度なフラストレーションやストレスを経験できない。

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「自分がしなくても誰かがやってくれるが当たり前に」

 

通常の予防接種が、将来的に身体が重い病気につながら菌やウィルスにしっかりと対抗できるだけの強さを獲得できるのと同じように、心も発達早期に適度はストレスを経験しておくことで、将来重篤なストレスにも耐えられるだけのたくましさを身につけることができる

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「自分でなんとかしなくちゃ」

 

 

 遊びの中で子ども達は、いろんなストレスと向き合い自分の力で頑張っている様子が伺われます。

大人は子どもの成長の邪魔をせずに、見守り励ませるようになれたらいいなぁと思っています。