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雨の日のほしのこ
雨の日、いつもは外で思いきり遊ぶ子どもたちが室内で過ごしました。
スタッフは少し心配していましたが、子どもたちはそれぞれのペースで遊びを見つけ、行き来しながら自然に交わっていました。
小雨の時に傘をさして、散歩に行く子もいましたが
気持ちが整えばお部屋に入っておやつ作りをしたり
大好きなお友達とじゃれあったりしました。
お友達との距離感の難しさはありますが
体験をすることで、スタッフが声をかけて調整することができます。
小さな揉め事も多々ありましたが、それも大切な経験。
感情が動き、ぶつかり、また戻る。
10人の子どもたちが同じ空間で過ごしながらも、それぞれが自分を保てていたこと。
それは、安心できる土台が少しずつ育っている証だと感じました。
イラストで様子を紹介します👇
ここからは少し専門的になりますが、読みたい方だけ読んで下さいね。
🌱 子ども集団の発達段階(療育の現場で~)
※年齢ではなく「関係の成熟度」で見ます。
🔵 第1段階:同じ空間にいられない集団
特徴
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個々がバラバラに動く
-
誰かが崩れると連鎖する
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刺激に過敏
-
大人の制御が強く必要
ここでは
「集団」はまだ成立していません。
🟡 第2段階:管理によって成り立つ集団
特徴
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大人の指示で動く
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ルールがあると安定
-
崩れそうになると大人が即介入
-
静か=安定になりやすい
これは多くの施設が目指す“形の安定”です。
でも、まだ自律的ではありません。
🟢 第3段階:ゆるやかな相互調整が起きる集団
ここが、今回の雨の日の様子に近いです。
特徴
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行き来が自然に起きる
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揉め事はあるが崩壊しない
-
子ども同士で距離調整をする
-
大人は全面に出ない
-
個と集団が両立している
これは
自己調整 × 他者調整 × 環境理解
が育ち始めている状態です。
🔶 第4段階:協同創造が生まれる集団
特徴
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自然な役割分担
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自発的なルール形成
-
トラブル後の修復が早い
-
集団に安心して挑戦できる
ここまでいくと、
集団そのものが発達を引き上げます。
今日の状況は第3段階自己調整 × 他者調整 × 環境理解が育ち始めています。
管理しない・放任でもない・ 関係の土台を育み
共に育ちあう子ども達の姿に出会えた素敵な雨の日でした。
療育にとって大切なことは
ほしのこでは絵本の読み聞かせを大切な活動の一つに位置付けていますが
幼児期の子ども達は、ほしのこに着いたらまずは
おそとへ!とびだす子どもたち~
もちろん外遊びの大事な活動なのですが
ずっと外の日も多くどうしたものかと
スタッフで思案する時期がありました。
定型発達の子であれば
外遊びの多い園の子は室内を選び
外遊びの少ない園は外遊びを選びます。
個人差はありますが、幼児期の子ほど不足しているものを
本人の身体が一番知っているようです。
発達に凸凹のある子どもさんの場合は
ルーティーン化しやすいとも言われています。
とはいっても、身体が欲しているのに無理やりやらされるのは
障がいの有無、年齢の有無にかかわらず
嫌なものは嫌だという気持ちは同じではないかと思うんです。
障がいがある子ども達に対する思い込みのせいで
子ども達の可能性を奪わないようにしたいものです。
最近、外遊びばかりしてい子ども達が、部屋に入る時間が少しずつ増え
自分から絵本を持ってきて読んでと言ってくるようになりました。
ほしのこでやっている療育はすぐに結果はでません。
でも、確実に・・・
子どもの心の成長・自主性人に対する信頼
が育まれています。
子どもを信頼して、大人が出来ることは何かを問い続けていくことが
一人一人に合わせた療育なのではないでしょうか?
児童発達支援ガイドライン
最近、通所してくれている子ども達の園でお話をする機会が増えてきました。
「園では全く問題ないのになぜ療育が必要なんですか?」
「療育ではどんなことをやっているんですか?」
「もっと専門的なことを教えて欲しい」
などなど、園の方からの声を聞かせて頂くことができました。
児童発達支援事業所では、子どものために出来ることを家庭や地域と連携をし、子どもの成長・発達を支援していきます。そのためには、ご家庭や園の先生方と対話を重ねて子ども達のことを考え出来ることを実践していくことを大切にしていきたいと考えています。
疑問に感じること、不安に思うことがあるときは、いつでもご相談下さい。
私たちも一緒に考えていきます。
国が出しているガイドラインです→児童発達支援ガイドライン
遊びを通した療育とは?
セルフセスティーム(自己肯定感)とは
赤ちゃん学会の公開講演では、えじそんクラブの高山先生が「親や先生が抱えるストレスマネージメント方法~ADHD当事者として支援者として~」という内容で講演されました。
印象に残った言葉が自己肯定感(セルフエスティーム)
他の子と比べてできたことをほめる自己肯定感は急降下しやすく危険があります。
真のセルフセスティームとは自分らしくいられる、不完全な自分を好きになることが大切だと強調されていました。
「安心して失敗できる場所を~」
「教育虐待にならない」
「普通を目指さない」
「上手くいく条件を探す」
「不完全な自分を好きになる」
高山先生の言葉はひとこと一言が胸に突き刺さり、ほしのこの療育に大切なことだと感じました。




