日記

2022-07-06 17:45:00

アタッチメントについて

6月28日に「アタッチメント」についての学習会を開催しました。

久々の学習会でしたが、同じテーマをみんなで共有することは深い学びになります。

学習会の一部をご紹介します。

 

「アタッチメント」とは?

怖れや不安などのネガティブな感情を経験したときに、身体的な意味でも、あるいは心理的な意味でも、誰か特定の人にくっつきたい、近くにいたいと強く願う欲求、そして現にくっつこうとする、近づこうとする行動の傾向を指して言います。

くっつくことでその恐れや不安の感情から立ち直り、また元の平常状態に戻ることができます。

アタッチメントとスキンシップとは明らかに区別されるべきものです。

 

子どもが安定して「安心感の輪」を回れるように支えてあげよう

養育者を「安心の基地」として、そこを拠点に活動の範囲を広げ、いろいろなことにチャレンジしながら思い切り遊び、探索や冒険を楽しむことができます。

また、小さな子どもにとっては遊びと学びはまさに表裏一体ですから、この基地がしっかりしていれば、子どもは自然と自律的に学ぶこともできますし、また自分一人で何かができるという自信の感覚も身につけることができるということになります。

 

生涯の礎となるアタッチメント

人の生涯発達を支える礎として、幼少期における子どもと養育者とのアタッチメントの重要性に関心が寄せられるようになってきています。社会生活、精神疾患、病気などにも影響すると言われています。

 

子育てには「躾」「勉強」「協調性」「社会性」「健康」「自立」など様々な大切なことはあるかと思いますが、その基礎となるのは「アタッチメント」なのではないかと思います。子どもが何歳になっても、行き詰ったとき「アタッチメント」について考えてみるといいのではないでしょうか?遠藤先生は大人になってからも一生アタッチメントは大切なことだと言われています。