日記
2022-08-09 15:44:00
アンビバレントな心
我が子が
「おしっこがトイレでできない」
「箸を使いたがらない」
「爪切りをしたがらない」などなど・・・
生活の中での困りごとはたくさんあります。
上記のような問題は、発達に問題があろうが、なかろうが、子育ての中では必ずと言っていいほどぶつかる問題です。
特に3,4歳児さんの反抗期(自立期)は、大人が指示・命令をすればするほど、言うことを聞かなくなる場合もよくあることです。
子どもの心が成長してくるとアンビバレンス(両価性)の心「愛情と憎悪」「尊敬と軽蔑」どちらの感情も持つようになり、非常に複雑になってきます。
子どもにアンビバレンスな心が芽生えるということは、悪いことではなく、物事をいろんな角度からとらえることができるようになる大事な土台が育っているのだ認識すると、子どもに対する見方が少し違ってくるかもしれません。
例えば
「トイレは嫌だ」と言いつつも、本当は「おしっこに行きたい」
「ママ大嫌い」と言いつつも、本当は「ママ大好き」
というようなことはよくあることです。
そんな時、大人はありのままの子どもの気持ちを受け止め、そして、子どもと同じトーンにならずに少し引いたところから、子どもの心の葛藤の時間を大切にして欲しいと思っています。
そういう感情経験は、子どもがアンビバレントな心に「耐える力」と「考える力」を育み、ひいては「精神的な自立」に繋がっていくのだと考えています。