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赤ちゃん学会に参加して
〜子どもたちの「内なる声」に触れる時間〜
先日、新潟の長岡で開催された「日本赤ちゃん学会」に参加してきました。
実は、会場を少し間違えてしまい、到着が遅れて焦りましたが、無事に午前中のお話にも間に合い、ポスター発表も行うことができました。
今回の学会では、「子どもの内面」や「関係性」、「ウェルビーイング(幸福感)」について、多くの研究や実践が紹介されていました。
特に印象的だったのは、千住先生のお話です。
「まだわからないことはたくさんある。
それでも、子どもたちの幸福感や生きやすさを大切にしていこう。」
そんなメッセージが、とても心に残りました。
自閉症については、世界中で多くの研究が進められていますが、簡単に答えが出るものではありません。
それでも、「子どもたちを理解したい」「子どもたちが安心して生きられる社会を作りたい」という、多くの研究者や支援者の思いを感じ、私はとても希望を感じました。今回、直接千住先生とお話しできたことも、本当に貴重な経験でした。
また、帰りのバスでは、名古屋大学で研究をされている学生さんと出会い、そのまま夕食までご一緒しました。
研究の話だけでなく、子どもたちのこと、支援のこと、人との関わりのことなど、たくさん共感できるお話ができ、とても温かい時間になりました。
学会というと、「専門家だけの場」のようにも感じますが、実際には、人と人との出会いや対話の中から、新しい気づきや希望が生まれていく場所なのだと改めて感じました。
今回の経験を、これからの「ほしのこ」や「おひさま」での子どもたちとの関わりにも、少しずつ生かしていきたいと思います。
今回発表したポスター↓
今回の学会では、「子どもの声をどう受け取り、関係性の中で育ちを支えていくか」という視点から、日々の実践をまとめたポスター発表も行いました。
研究という形ではありますが、特別な技法や方法論というよりも、子どもたちとの日々の関わりの中で感じてきたことや、安心・遊び・関係性を大切にした実践についてまとめています。
改めて、子どもたち自身が持っている力や、人との関係の中で育っていく姿を信じることの大切さを感じています。
野草の天ぷら&釜戸ご飯を炊いて作って食べよう!
おひさまクラブとほしのこの合同活動の日でした。
庭や畑のまわりを歩きながら、
よもぎ、たんぽぽ、アップルミントなどの野草を採集し、
お芋やちくわと一緒に天ぷらにして楽しみました。
スタッフが中心となって火起こしをし、
かまどでご飯を炊いて、
みんなでおにぎり作りもしました。
煙の匂いや、パチパチと燃える火の音、
炊きたてご飯の湯気や香り。
普段なかなか味わうことの少ない体験の中で、
子どもたちも自然と集まり、
「まだかな?」
「いい匂い!」
と楽しみに待つ姿が見られました。
料理好きの女の子、高学年のお兄ちゃんたちは、
包丁で材料を切ったり、衣をつけたり、
熱い油に気をつけながら一生懸命天ぷらを揚げてくれました。
低学年の子どもたちは、
虫を探したり、亀(スッポン💦)を見つけたり、
庭を走り回ったりしながら、
それぞれのペースで思い思いに過ごしていました。
「みんなで同じことをする」ではなく、
それぞれが安心できる場所や関わりの中で過ごしながら、
自然と同じ空間を共有している。
そんな柔らかな時間が流れていました。
出来上がった天ぷらや燻製、おにぎりをみんなで囲みながら、
「おにぎりおいしい!」
「これよもぎ?にがい~」
「くんせいおいしい!」
と会話も弾み、
外で食べるご飯はとても特別な時間になりました。
年齢も、過ごし方も、感じ方も違う子どもたちですが、
大きい子が小さい子を自然に気にかけたり、
小さい子がその姿を見ながら安心して過ごしたり、
インクルーシブな関係性の温かさをたくさん感じた1日でした。
これからも、
自然の中で、子どもたちが「自分らしく」過ごせる時間を、
大切にしていきたいと思います🌿
劇団「かたつむり」さんワークショップ
今日は、地域の劇団「かたつむり」さんに来ていただき、ワークショップを行いました。
参加してくれた子どもたちは13名。
おひさまの子どもたちと、ほしのこの子どもたちが一緒になった時間でした。
「お部屋に入れるかな」「参加できるかな」と少し心配もありましたが、始まってみると、とてもあたたかい雰囲気に包まれていました。
無理に参加させることはせず、
少し遅れて輪に入ったり、
一部分だけ参加してみたり、
少し後ろから様子を見ながら聞いてみたり。
それぞれのペース、それぞれの場所で、子どもたちが自然に関わっていく姿がとても印象的でした。
最初は体を動かすゲームからスタート。
コーンを使ってボールを運ぶ遊びや、白と黒のオセロをひっくり返すチーム戦で、笑顔と笑い声が広がりました。
その後は、大型絵本の読み聞かせ。
音響もつけていただき、「にゃーん」と「イカダイオウ」の2冊を、まるで演劇のように表現豊かに読んでくださいました。
子どもたちは目をキラキラさせながら、物語の世界に引き込まれていきます。
一人ひとりの「関わり方」が尊重されながら、同じ時間と空間を共にする。
とても心地よい時間となりました。
本当に素敵なひとときをありがとうございました。
不安からチャレンジへ
〇君(新3年生)は最近、少しずつ落ち着いてきて、お友達と一緒に遊ぶ姿が増えてきました。しかし、不安や怖さを感じたときには、「もしここで怪我をしたら、ここにいる大人の責任になるよね」といった言葉で、自分の気持ちを守ろうとすることがありました。強く見せようとするその姿の奥には、「失敗したらどうしよう」「できなかったらどうしよう」という不安が隠れているように感じられます。
その日、公園には少し高くて登るのをためらってしまう場所がありました。ちょうどそこに居合わせた別の男の子も、「足が痛いから登れない」と言いながら、どこか強がっている様子でした。二人の姿はどこか似ていて、不安を抱えながらも、自分を守ろうとしているように見えました。
そこで、「大人に守ってもらうだけではなく、自分の力でやれるようになることが、本当の強さなんだよ」と声をかけ、安心できるように大人が先に登ってみせました。
すると、まずその男の子が勇気を出して登り、「痛いけど登れた!」と嬉しそうに話してくれました。その姿に背中を押されるように、〇君も一歩踏み出し、自分の力で登ることができました。
登りきった二人は顔を見合わせ、満面の笑顔でこう言いました。
「俺たち、一緒に頑張ったから登れたよね!」(登る前に二人でパンチをし合って訓練?していました!)
その言葉には、大きな達成感と自信が込められていました。
この体験は、「守られる存在」から「自分でできる存在」へと踏み出した大切な一歩となりました。自分の力でやり遂げた経験は、心の中にある不安を和らげ、これからのチャレンジへの勇気へとつながっていきます。
子どもたちは、安心できる関係の中で、小さな成功体験を積み重ねながら成長していきます。そして時には、仲間の存在が大きな勇気を与えてくれます。
不安の中で立ち止まることもありますが、その一歩を踏み出したとき、子どもたちは自分の中にある力に気づいていきます。
これからも、一人ひとりの「できた!」という瞬間を大切に見守っていきたいと思います。
ケンカをしても仲直り💕
春休みに入り、ほしのこでは一日を通して子どもたちとゆったりと過ごす時間が増えています。新3年生の〇くんもその中で素敵な成長の姿が見られました。
この日、〇くんは学童で作っていた「シール帳作り」をほしのこでもやり出しました。手作りのシールを一生懸命に描き、自分だけのオリジナルのシール帳は魅力的です。その姿に刺激を受けたお友達も「やってみたい!」と次々に参加し、あっという間にシール帳作りがみんなのブームに。〇くんのアイデアが周りに広がり、自然と仲間の輪が生まれていく様子に、私たちスタッフも温かい気持ちになりました。
午後からは公園へ出かけました。すると、以前かなりひどい喧嘩をしたことのあるお友達と偶然再会。お互いに少し気まずそうな様子で、スタッフもドキドキしながら見守っていました。〇くんは、その子の存在に気づきながらも、あえて距離を取り、そっと通り過ぎていきました。相手を刺激しないように自分なりに考えた行動だったのかもしれません。
しかし、その後お友達の方から近づいていき、二人は自然と向き合い、なんと握手を交わしました。そして、そのまま一緒に遊び始め、帰り際には「また会おうね」と笑顔で言葉を交わしていました。二人にとって、大きな一歩となる心温まる瞬間でした。
一方で、児童センターでは別のお友達とのトラブルもあり、まだまだ気持ちの揺れが見られる場面もありました。しかし、そのような経験を重ねながら、〇くんは少しずつ「より良い自分」を選び取っていこうとしているように感じます。
子どもたちは、成功と失敗の両方を経験しながら成長していきます。その一つひとつの出来事が、次への大切な学びとなっています。




