日記
非認知能力について
東京大学大学院教育学研究科附属 発達保育実践政策学センターが
非認知能力についての保護者向けの動画を制作されています。
とても分かりやすいので是非ご覧ください。
http://www.cedep.p.u-tokyo.ac.jp/projects_ongoing/research/toppan/video/
生活体験とおもちゃの役割
お人形を椅子に座らせてご飯を食べさせたり、ベッドで寝せたり、トイレにいったり・・・
「パン」「お皿」「コップ」「スプーン」「リンゴ」「レモン」など、一つ一つものと単語を一致させて再現しています。
(言葉の発達、社会性の発達、微細運動)
小さなスプーンとフォークがお気に入り✨
ベッドに寝かしつけています。(擬人化)
集中して遊んだ後は、全てグチャグチャにして大暴れ💦
何度も繰り返していました。(集中と発散)
子どもが物(おもちゃ)からの吸収する力はすごいなぁ~と感心させられます。それ以前に生活や家庭の中での小さな経験がこのような子どもの遊びを豊かにしてくれます。
経験したことを自由に表現できる遊びの時間は子どもの心・身体・認知力を成長させてくれます。
感情の発達
赤ちゃんが泣く・怒るなどの感情をそのまま表現できることはとても大切だと考えています。
ほしのこでは子どもの感情をコントロールすることに力を注ぐよりも、一旦感情を出せるように心がけています。
感情のコントロールは大人でも難しいのでオープンダイアローグとかアンガーマネジメントなどという手法があります。
赤ちゃんや幼児はまだ感情が未分化で成長段階の過程です。
例えば、生まれてすぐは
「お腹すいた~」→泣く
「オムツぬれた気持ち悪い」→泣く
「眠た~い」→泣く
といったような不快感情を泣くことでママに訴えます。
泣くとママにお世話をしてもらって快感情が生まれます。
感情は「興奮」から「不快」と「快」に分化して年齢と共に成長していきます。
「快」は嬉しい、得意、愛情へと分化し
「不快」は、怒り、怖れ、嫌悪へと分化していきます。
赤ちゃんは自分で自分のお世話が出来ないので、日常の中ではママやパパのお世話をしますよね。お腹がすているのか?眠たいのか?暑いのか?・・・ママは予想して適切な対応をします。適切なというのは、完璧という意味ではなく、時には上手くいかなくて、あーでもないこーでもないとママが試行錯誤することも大切な事だと言われています。
子どもの感情は日々の生活の中で、少しずつ少しずつ育くまれていきます。その小さな成長を親御さん方と確認したり喜び合っていきたいと思っています。実は子どもと一緒に親や支援者も感情が成長していることだってあるなぁ~と感じています。
パロ
この玩具は、1才過ぎた子どもは、指で玉を押さえて玉を落とします。
この遊びは指先の力がいるので、指先の機能訓練になります。
2才前後になると、トンカチを使って玉をたたいて落とせるようになってきます。
「トン トン トン」とトンカチで叩いて玉を落とせるようになる為には目と手の協応動作ができるようにならないと上手にできません。
トンカチを上手に使いこなせるようになったのが嬉しくて子どもは嬉々として何度もやりたがります。
こういう遊びの小さな積み重ねが、子どもの手、指、目、脳を総合的に発達させ、自分でできたという達成感につながり子どもの心も大きく育てていきます。
トンカチを上手に十分使えるようになると、次に色を意識がいくようになります。
赤の枠の所には赤い玉、青い枠には青い玉、緑は緑、黄色は黄色・・・同じ色同士を合わせる時期がきます。
同じ色を合わせて「できた~」といって満足。
この時に大人が注意しなければならないことは、
子どもがトンカチを叩くのに集中しているのに、色や数を横から教えたがる人をよく見かけます。
子どもに強制しないならまだいいのですが、子どもの集中を切れさせてしまうことがあります。
小さな子や発達の凸凹のある子は、まだ1つの事にしか集中できなかったり、同時に2つの事ができない時期があるので、子どもが集中してやっているとき、大人がいちいち口を挟まない方がいい場合があります。
同じ事をやるにしても、大人が強制するのと、自主的にやることではまったく意味が違ってきます。
自分で気付いて、自分の意思でやる事はとても大切です。
大人はそれを、暖かいまなざしで見守ることが一番大切な仕事です。
お母さんが簡単にお家できる語りかけ育児
「語りかけ育児」とは、1日30分間だけ、お母さんが静かな環境で赤ちゃんの興味に沿って遊んだり、語りかけることで子供の才能を最大限引き出し、コミュニケーション能力を育てる方法です。イギリスで子供達の心と知能の発達に驚くべき効果が立証され、子供の言語能力&知能を確実に伸ばす方法としてイギリスの政府が推奨を決定しました。お母さんが自分にしっかり向き合ってくれる、という安心感を赤ちゃんに与えることで、赤ちゃんに意欲と自己肯定感を育てることができるため、親子の関係が良好になり、思春期の問題を未然に防ぐことができる、という面も指摘されています。本書は、その画期的な育児法をわかりやすく紹介した翻訳本です。
子どもは日常の何気ないコミニュケーションの中で言葉を獲得していきますが、発達が遅れてしまう原因として、スマホが普及したせで無意識にお母さんが赤ちゃん見ないでスマホばかりを見ていたり、ワンオペ育児のせいで産後鬱になって赤ちゃんに共感できなかったり、育児書やネット情報で子育てをしてしまうとマニュアルどおりにいかず子育てが苦しくなったり…複合的にいろんな原因があると考えられます。
「語りかけしなくては!」と難しく考えずに、赤ちゃんとアイコンダクトをとったり、話しかけたり、子どもの言った言葉をオーム返しに真似をしたり、一緒に笑ったり、歌ったり、絵本を読んであげたり、お母さんと赤ちゃんがニコニコ笑顔になることが、子どもの語彙を増やし認知能力も高めてくれると言われています。
ほしのこでは、お母さんと子どもさんがのコミニュケーションが円滑になるようにサポートします。そして、ほしのこの療育の時間だけではなく、普段の生活の中でも実践できる方法を具体的に紹介したりアドバイスをします。